Wise ワイズ
新型コロナウイルスが世界に猛威を振るっていた2020年から、日本へ簡単に一時帰国できなかった。そういう時期は海外在住者にとって、特に各種引き下ろしに日本の銀行口座を使っている人は、口座残高が気になるところ。
近年急速に海外在住者が使い始めたWise(2021年3月1日からブランド名がTransferWiseからWiseに変更)。
国際送金に見えるが実は双方の国での国内送金・・・・・・例えば、シンガポールのWise口座にシンガポールドルを振り込むことで、日本のWiseから設定された日本円が日本の銀行口座に振り込まれる。実質は国を越えた金銭の移動はない。
お得な換算率で海外送金可能
コロナパンデミック前は、一時帰国時に日本円を補充していた人も多いのでは?
自分の場合、以前は通常は年2回の一時帰国時をしており、その際にシンガポールの両替率のよいマネーチェンジャー(両替屋)で換金した日本円を現金にて日本へ持ち込み、自分の銀行口座へ預金していた。
シンガポールでも換算率がよいと言われるマネーチェンジャーと比べても遜色のない換算率と知る。
コロナパンデミックによる一時帰国不可の期間、これができなかったための苦肉の策として調べたWiseの利用を始めた。
Wise利用でどれだけ便利になるか?
メンバー登録(シンガポールの場合)
シンガポールでの登録は、個人特定にシンパス(もしくはfacebook、Googleアカウントなど)が必要。
アプリをダウンロード
スマホアプリのダウンロードしての利用は、自分のWise口座の管理が格段に楽になるのでお勧め。
自分の場合には、アプリ内でシンガポールドル口座、日本円口座、タイバーツ口座を設定。
シンガポール口座・・・・・・シンガポール国内で使いたいときに使用
日本円口座・・・・・・日本への一時帰国時に使用
タイバーツ口座・・・・・・コロナパンデミック後には最初の海外旅行(日本を除く)はタイに行こうと思っているために設定
送金
まずは試しに自分の日本の銀行口座に日本円を送金してみよう!
- まずは設定として送金のシンガポールドル、入金の日本円のいずれかで金額を設定。
- 為替レートとシンガポールでの支払い該当金額が表示されるので、続行をクリック。
- 受取人(氏名、銀行口座詳細)を設定して、確認。
- シンガポールでの支払い方法選択表示から選択して、支払い。
- 支払いが済むと送金が即時に開始される。
2021年2月に使用し始めた頃よりも、2022年5月現在の方が、送金スピードが格段に早くなった。
デビットカード
海外旅行はここシンガポールに住む自分にとっても難しい。こういう時だからこそ、海外旅行再開の時に準備しておくことがある。
デビットカード申し込み、郵送で受け取る。
カードの申請
シンガポールではデビットカードが発行(10シンガポールドル)*2021年3月申請時
カードの有効化
通常のデビットカードとして、シンガポール国内でも利用可能。
郵便で届いたデビットカードを有効化すること、これが受け取って最初にやること。
PayWave(コンタクトレス)を有効化するには、暗証番号を使いどこかで1回使用する必要がある。
*カードでは、シンガポールのATMでは現金はおろせない(2021年3月に確認済み)。
- シンガポールでの支払い
- シンガポールの公共交通機関での利用
- 日本での支払い(マスターカードが利用できる店舗)
- ATMからの現金引き下ろし(シンガポール国内)
日本でのデビットカードの使用
2022年3月に一時帰国をして、日本でデビットカードを使用してみた。
- 自分のWise日本円口座に日本円を入れる。
- 上記送金方法と同じように、シンガポールドルにて日本円を購入して、口座に入金。
- クレジットカードと同じ点はマスターカードのマークがあるお店では利用可能。違う点は、入金されている金額までしか利用できない。
- 使用されると即時にその情報がスマホのアプリ上に明記されるので、残高と合わせて随時確認可能。
クレジットカードと比べての大きな利点は、換算率のよさ。また、使用限度を管理しやすい。
使用した感想
利用者のひとりとして、海外在住者にはなくてはならないサービスと思える。
登録までに少し戸惑うこともあるが、それを加味したとしても、利用の価値は充分!